不況の今、大学を出たのはいいけれど、就職が決まらず仕方なくアルバイトをしている人もいます。この傾向は、かつて就職先の心配がなかったいわゆる大手大学を卒業した人でもありえるのです。

そんな不況の中で、男性から注目されている仕事があります。それは看護師です。特に患者を抱えたり、ベッドの上に寝かせたり、また興奮している患者を何とか抑えるのは、体力のある男性看護師が必要になるため、精神科や外科、総合病院などに就職先のニーズがあります。特に精神科は他の病院に比べて、男性看護師の割合が高い傾向にあります。その病院によって割合は全く違いますが、精神が錯乱している患者を抑えるのはかなりの肉体労働であるため、とても女性にできる仕事ではありません。

また、病院にいる男性患者にとっても、同じ男性の方が色々話しやすいという側面もありえるのです。親しみやすい男性看護師がケアすることで回復する例は多く見られます。逆に、男性看護師がいることで、精神的安心を得られる女性患者もいるはずです。男性看護師は、まだまだ少数派であるため、男性であるというだけで価値が高まることもあるでしょう。男性ならではの強みを生かして、看護師として活躍するのはとても賢い選択だといえます。もし就職先がなく、手に職をつけたいと考えているのであれば看護師の道を考えてみてはいかがでしょうか。これまで女性中心だった看護の世界に男性が踏み入れて、今後の男性看護師の先駆けになるのは大変有意義なことです。